4年もかけてじっくり育てる
能取湖のホタテ
僕たちはホタテを稚貝から育てています。4月はホタテの産卵時期で、宗谷暖流にのって浮遊幼生(ホタテの赤ちゃん)がオホーツク海へと流れてくるんです。海に採苗器というネットを仕掛けて浮遊幼生を付着させ、夏頃まで置いておきます。
8〜10mmほどの大きさになったら、他の稚貝と選別して養殖カゴに入れて越冬し、春に漁場へ放流します。それからは天然ものと同じ環境で成長させて、3年後の産卵期明けに漁獲しています。


▲ホタテは育てた稚貝の数だけ水揚げされます。4年後の漁獲を見据えた丁寧な管理が安定したホタテ漁をつくります。